K-POP用語:ファンダムビジネス
カテゴリ: ビジネスモデル・プラットフォーム(business-platform)

ファンダムビジネスとは、アーティストやコンテンツそのものの販売だけでなく、それらを支持する熱心なファン(ファンダム)との関係性を基盤として構築されるビジネスモデルの総称です。K-POP業界において最も成功し、洗練された形で展開されています。
ファンダムビジネスの構造
従来の音楽ビジネスがCDや楽曲の販売(売り切り型)を中心としていたのに対し、ファンダムビジネスは「体験」と「関係性」を重視します。
- 参加型消費: ファンは単なる消費者ではなく、ストリーミング再生キャンペーンや投票などを通じてアーティストの成功に貢献する「サポーター」としての役割を担います。
- 多角的収益源: 音楽だけでなく、グッズ(MD)、オンラインコンテンツ、ファンクラブ会費、ライブ配信、聖地巡礼など、多様なタッチポイントから収益を生み出します。
- 高いLTV(顧客生涯価値): 強固な感情的結びつきにより、ファン一人当たりの支出額と継続期間が非常に長いことが特徴です。
市場規模と展望
IBK投資証券のレポートによると、ファンダムビジネスの市場規模は2020年時点で約3兆ウォンと推計されており、2034年には約3.8兆ウォンからそれ以上に拡大すると予測されています。特にデジタルプラットフォームとの融合により、グローバル規模での拡大が続いています。
主な成功要因
K-POPにおけるファンダムビジネスの成功は、以下の要素に支えられています。
- デジタルコミュニケーション: WeverseやBubbleなどのプラットフォームを通じた、アーティストとファンの密接な交流。
- 世界観の構築: SMCU(SM Culture Universe)のような、没入感のあるストーリーテリング。
- グローバル展開: 言語や国境を超えて共有されるコンテンツと価値観。