K-POP用語:練習生システム
カテゴリ: 産業構造・課題(industry-structure-challenges)

練習生システムは、K-POP業界を象徴する独特な人材育成システムです。オーディションに合格した若者(練習生)が、デビューまでの数年間(平均3〜5年、長い場合は10年以上)、芸能事務所に所属して集中的なトレーニングを受ける制度です。
トレーニングの内容
事務所は練習生に対し、ボーカル、ダンス、ラップの技術指導だけでなく、演技、語学(日本語、英語、中国語など)、礼儀作法、メディア対応、さらには性教育やメンタルケアまで、徹底的な教育を提供します。これにかかる費用(レッスン費、宿舎費、食費など)は、通常は事務所が「投資」として負担します(デビュー後に精算されるケースもあります)。
システムの光と影
- メリット: デビュー時点で既に完成度の高いパフォーマンス能力を持った「プロ」を排出できるため、即戦力としてグローバル市場で競争できます。これがK-POPの品質の高さ(クオリティ・コントロール)の源泉です。
- 課題: 激しい競争による精神的プレッシャー、学校生活の犠牲、デビューできなかった場合のキャリアパスの欠如などが社会問題となることもあります。近年では、労働環境の改善や標準契約書の導入など、改革も進められています。